山もいいがそろそろ走力つけないと。ということで今日は琵琶湖岸を選択する。遠いのも嫌だな…と思い湖西にしたが湖東に比べ電車の本数が少ない湖西。とろとろと準備をしてたら盛大に予定していた電車を乗り過ごす。新快速は一時間一本程度であることをすっかり忘れていた。のんびり各駅列車の旅である。

【ルート】
 近江今津駅~蓬莱駅

【アクセス情報】
 近江今津駅を出発してひたすら南下するだけです。

【周辺情報】
 ビワイチと名付けて自転車コースになっているだけあってトイレは充実しています。
 自販機もありますしコンビニもあります。
 下記のホームページのサイクリングマップがお役立ち。
 https://www.biwako1.jp/

【記録】
長袖のエアリズムは昨日のランニングで使って洗濯機の中なので半袖のエアリズム、ユニクロのうっすいウィンドブレーカー、アウターにマムートのダウンにて外出。すまたんは3月上旬のあたたかさだと言っている。実際問題ない。
水500ミリを一本、チョコレート、ゼリー、ようかんを携行。

びわ湖といえば今や夏のリゾート地であるが、その昔は運送の要地。そしてそれより昔は人々が住んでいたところだ。古い港跡や弥生、古墳時代の集落(湖底遺跡)が多数ある。それらを説明する看板前で逐一足を止めつつゆっくり進む。今は水鳥たちの棲家で実にのんびりした湖であるが、当時は活発に人々が行き来する場所だったのだろう。

木津港
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腹は減るが走れば気にならなくなる、ということで飯も食わずに走っていく。なにせ食糧は鞄の中。走りながらとりだすにはわずらわしいのだ。

蛇谷が峰を眺めつつ湖岸をとことこ。湖の辺(うみのべ)の道と書かれた道標が立つ。こりゃあ山の辺の道のパクリか?と奈良県民の私は苦笑する。湖の辺の道、書くのはいいがほとんど入れないじゃないか。木道が設置されているようだが、割れていたり土台からとれていたり、上を歩いているうちにぼきっと折れそうである。せっかく道標をつくり、道をつくったのならばきっちり整備していただきたいところだ。

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これは自転車で通れないぞ
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安曇川南流を越えると蛇谷が正面に見える。そしてリトル比良の端っこ、白髭海岸が見えてくる。あそこまで走るのかーがんばる!

白髭神社にて一旦トイレ休憩とゼリー投入。ここまでで20キロほどあった。目標のひらとぴあまではまだ10キロ以上。

さて、結果は近江舞子駅付近でもうだめと徒歩。27キロも走れなかった。

体力や筋力や実力不足以外で反省をするならば、飯をすぐに取り出せる、服の前ポケットとかに入れておいて、いつでも食える状態にしておくべきだなと。補給について工夫の余地あり。そういえばまだ山に慣れてなかったころ、腹が減って仕方なかったので1時間ごとにおにぎりだのパンだのを口にし、代わりに昼飯休憩などはとっていなかったのを覚えている。やはり当たり前のことではあるが飯は大事なのだ。

残りは徒歩。比良とぴあで風呂とビール休憩をはさみつつ17:00までは歩こう、とのことで蓬莱駅に到着。
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新年明けましておめでとうございます。

さて、2019年一発目の山行だけれど初詣と兼ねたいところ。今気になってる山で初詣ができて雪遊びができる場所を選択する。
決めた。
木ノ本の菅山寺にしよう。

【ルート】
 木ノ本駅~意冨布良神社~呉枯ノ峰分岐~菅山寺~坂口バス停~余呉駅

【アクセス情報】
 木ノ本で下車、徒歩にて意冨布良神社へ。境内右奥に登山口

【周辺情報】
 登山道にはトイレなどなし。

【記録】
地図を眺めて思ったのだが、湖北には珍しい名前の神社が多い。表意ではなく表音の漢字なのだ。表音にしたって読み方がわからない。どうも私たちがよく知る日本書紀古事記の神様ではないらしい。かつてその土地を開拓した人物とか、実在した人間を祀っているものが多いようだ。それで式内社なのだから、当時はえらい有力者が治めていた土地ってことなんだろう。さすがびわ湖運送パワーである。

意冨布良神社もそんな神社のひとつである。紀記の神が祀られているとはいえメインはどうもそうは見えない。そんな神社の右の方から登り始めます。
林道を少し歩くと木ノ本の町を見下ろす。またしばらくいくと青いテープがついた脇道に何かがちょこんと座っている。犬のようにも見えたがなんだろうよ首をかしげつつ近づくとキツネだった。野生のキツネは初めて見るのでテンションが上がる。

登山口
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薄い雪に人間のトレースはなく、動物の足跡が登山道に沿ってずっと続いている。
登山道というものは動物にとっても歩きやすいものらしい。動物だけでなく、虫にとってもそのようだ。夏になるとススメバチがよく登山道に沿って飛んでいるのを見る。飛べようがやはり木が生えてない場所の方が飛びやすいに決まってるのだ。

田上山城跡を抜けて尾根に乗るあたりから雪が増え出す。
また、人間の足跡もでてきた。雪の山中を縦横無尽に歩いているらしいトレースは神出鬼没だ。
トレースにであったり別れたりしていると、前を歩く四本足が見える。猿だ。そういえば先程から鳴き声がしていた。猿は一度私を見たが、とくに逃げることも警戒することもないそぶりでゆったりと歩いている。私がこれから歩く登山道をゆったりと。まるで道案内でもしているかのようだ。

呉枯ノ峰分岐でワカンを履く。遅きに失した感もあるが、初めての山での雪装備タイミングなんて往々にしてそんなもんである。
分岐
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そして同じようにした人がいるらしい。ここからワカンのトレースがついている。その主とは菅山寺分岐で出会うこととなる。

菅山寺は菅原道真公が6歳から11歳までに勉学したお寺だそうだ。興福寺の記録によると、最盛期は僧房105末寺70余りもあったらしい。そして道真公お手植えといわれる2本のケヤキの木が有名なのだが、そのうち1本が2018年9月の台風で折れてしまった。
ケヤキだけでなく境内の建物も朽ちるを待つだけ・・・という感じがする。
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菅山寺を辞して坂口へ降りる。余呉駅から長浜へ。いつものお風呂に入って帰路に着いた。

28.29.30と寒波が来るらしい
暖冬のなかでのドカ雪機会、これを逃すすべはない
予報では近畿北部の山地で積雪40センチ
いくら積もってもこの暖かさではすぐに溶けるだろう、この機会しか今冬はないかもしれない
ということで雪と戯れ美しい景色を眺めるために賤ヶ岳を選択

【ルート】
 余呉駅~江土登山口~賤ケ岳山頂~飯ノ浦切通し~余呉山荘~余呉駅

【アクセス情報】
 江土登山口は余呉駅降りてまっすぐ、突き当りを左
 あとは看板に沿ってお寺の裏の鐘の横から
 余呉湖周辺から賤ケ岳へ向かう登山口はほかにも二つある

【周辺情報】
 余呉駅・余呉湖観光センターにトイレ、自販機あり
 山中にはトイレなし

【記録】
26.28と翌朝2時まで飲んで少し寝て現場応援をやっていたので糞が堅い 体内水分を少しでも増やそうと500ミリだけ水を飲むも逆にゆるくしすぎたらしい朝から三度ほど排便、最初は堅い便、これは栓だ、次に柔らかいが長いこと腹におさまってたような便、最後に腹がぎゅるぎゅる鳴り出し、水のような便が出た やりすぎである
いつものコーヒーを飲んでの糞だしはやらないこととする 水500ミリリットルと茶600ミリリットルがあるのでそれで水分補給とする めしはおにぎりふたつ、ウイダーひとつ、チョコレート少しにようかんふたつ、プロテインバーとコンビニフレンチトーストは到着までに食った
駒ヶ岳の反省をいかして、今回はきちんとアンチフォグを持っていった

余呉に到着、期待していた雪はない
去年は埋まっていたガードレールもしっかり見えている
山における積雪40センチって実は少ない…?
山頂には60センチほどの積雪があったが、雪遊びするには物足りない 登山口から最後まで、ワカンはお荷物 また、終始トレースがついていたこともあり、ズボッすることもなく山行を終えてしまった

とはいえ山頂から見る伊吹山はかっこよかったし、でねさんにいただいたRICOHのカメラの試運転もできた
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余呉駅ではトレイルマップを購入した 有志でトレイルを整備している方々がおられるようだ
この余呉トレイルマップ、広げてみると半分以上が(未整備)とされているトレイルとなっている 今後余呉トレイルのメンバーにて整備予定ということらしい ササ藪だらけと想像する ならば、雪に埋もれている今が遊びに行くチャンスだろうか? 渋い山域なので行ってみたい
余呉の渋い山域を整備している方々のホームページがこちら
http://woodypal.jp/yogotrail
是非訪れていただきたい ホームページだけでなく、余呉も

しかし賤ケ岳山頂を辞して余呉湖を歩くだけではボリュームに欠ける 今後は南へ足を延ばし、コハクチョウのいるところまで歩いてはどうかと思案する

さあ、あとは長浜でゆっくり温泉につかってビールを飲むだけだ さて、店には入れるだろうか

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