今日は寒波が来て滋賀は大雪らしい。吹雪に揉まれる山行もやりたいがもともと今日は近つ飛鳥博物館に行く予定だったのでなにも準備はしていない。いやまあ、予定通り博物館行けばいいんだけど、雪ってきいたら滋賀行きたい。金剛山も気になるけど滋賀行きたい。行こう。
湖西線は止まりそうなので琵琶湖線へ。

【ルート】
 膳所駅~草津道の駅~びわ湖大橋~堅田駅

【アクセス情報】
 膳所駅を出発してひたすら北上して橋渡って堅田駅着

【周辺情報】
 ビワイチで一番ランナーが多い場所と思われる。
 膳所駅目の前のなぎさ公園周辺には自販機があるがそれ以降はあまり見ない。
 草津道の駅の向かいには琵琶湖博物館があり、ブラックバスを食わせるレストランがある。
 レストランに入るには博物館に入る必要があるっぽい?

【記録】
 膳所駅を降りてなぎさ公園へと歩く。人通りは多いし釣り人は多いし車は走ってるし外は寒いし。ここで服を脱いでランニングの恰好するのはずかしいな・・・と躊躇していたら颯爽と駆けていくランナーが。習って私もパーサライトをおろしダウンを脱いでユニクロのエアリズムとポケッタブルパーカー姿となる。足もとはモンベルの薄手ズボン。寒いと感じたらモンベルのレインウェアを上から履く。私は暑がりなのでそのくらいでよい。半ズボンはダサいからやらない。

なぎさ公園
RIMG0087


 近江大橋を超えて北上する。ビワイチであれば瀬田大橋を渡るのが筋だろうが湖南アルプスに行くまで瀬田大橋の存在も知らなかった。いくら琵琶湖の周りを回るだけとはいえ下調べしなさすぎである。

近江大橋
RIMG0088


矢橋帰帆島へ差し掛かった時に雪が降ってきた。琵琶湖からの風も強い。琵琶湖ランニングはいつも向かい風だな・・・こんな風雪の中で走ることに心細さを覚えてはじめるが、向かいから同じようなランナーが走ってくるのを見て、なんだこんな日でも走るのが普通のランナーなんだな、と励まされる。
 湖岸緑地北山田付近。山どころか湖も見えない悪天候。降りしきる雪はメガネに積もって前が見えない。レンズにワイパーがついてたらいいのに。
 雪がやんで空がスカッと晴れてきたのは草津川を越えたころだった。
 突然青空が見えて、白く雪をかぶった比叡山が姿を現した。
 青と白のコントラストは絵になる。極上だ。琵琶湖最高!
IMAG0388


 気持ちよく北上。ブラックバス目当てに琵琶湖博物館を目指す。烏丸半島に入ってすぐに博物館があるのかと思いきや半島の一番奥にあるらしい。ここでも反時計回りではなく時計回りに行けば早く着いたのに。下調べしなさすぎだし地図見なさすぎである。しかも烏丸半島の北側ではこの日一番の豪風に迎えられた。雪が地面と水平に降ってる!!
 まあ、ブラックバス食えなかったんだけど。こんなこと前もあったな・・・。熊・・・。
 昼飯は草津道の駅とする。
 高級近江牛に舌鼓を打つ頃、天気はからりと晴れていた。屋内にいるときに晴れてもなあ。


IMAG0393


 飯を終えて北上。温泉はみずほの湯。ひとっぷろあびて外に出て琵琶湖大橋へ向かって歩いていると、この日二番目にひどい雪が。さすがに風呂上りなので歩くことにする。ダウンの上に粉雪が積もっていく。今日の天気はころころ変わる。さっきあんなに晴れてたのに。湖西線が止まらなければいいが。大雪と酷い風の琵琶湖大橋を渡る。もちろん山どころか対岸も見えない。ああくそっ!と半笑いになりながら風に向かって歩く。そしてやっぱりこんな日のこんな橋にもランナーはいる。勝手に励まされながら堅田へ向かう。

琵琶湖大橋
IMAG0395


 さきほどから音楽が聞こえる。車が鳴らしているのかと思ったがそれにしてはずっと聞こえている。どうやら道路に溝がほられていて、これの上を車が走ると音楽が聞こえるようになっているようだ。疑問が溶けた。これが琵琶湖周航の歌らしい。以前ビワイチで琵琶湖大橋米プラザの説明文にて琵琶湖大橋を一定の速度で走れば1分ちょっとで琵琶湖周航の歌1曲聞けるとか謎の文章を読んだ気がする。これがそうか・・・。メロディーロードというらしい。外で聞いているとドップラー効果で気持ち悪い。
 そういえば堅田には近江ビールがあったな。と店先まで行ってみたが案の定しまっていた。
 体に雪をつもらせながら堅田へ。今日はこれで終わり。

 ありがとうございました。

雪の季節です。
綿向山の樹氷も最近人気だし気になるけど深い雪と戯れたい気持ちもある。
ということで深い雪と戯れるために人が少なそうな大津ワンゲル道を選択しました。

【ルート】
 比良駅~大山口~大津ワンゲル道~釈迦岳には行ってません ピストン

【アクセス情報】
 イン谷口を左に曲がらず比良バス停の前を通過。右手の黄色い登山ポストが目印。
 最初にわたる木の橋が地味に難所。

【周辺情報】
 大山口にはトイレがありますがイン谷にはありません。
 駐車場はとても広いです。

【記録】
 登山口着。大山口分岐の駐車場に車は三台。千葉ナンバーの車もいる。青ガレかダケ道か。ここに停めるということは大山口駐車場は上はいっぱいなのだろうか。そんなことはなかろうと思うのだが。
 ワンゲル道登山口前のだだっぴろい駐車場で山行き支度をする。ガチガチの雪靴に履き替える。登山口に雪はなく、この靴で歩くのは辟易する。

いつもの倒木道。ここは昨今の台風よりずっと前から倒木地帯のようです。
RIMG0074


まだレインウェアはいらぬだろう、ファイントラックのフリースとmont-bellの厚手メリノウールシャツの二枚で行く。足はレインウェアとゲイター装着。飴やチョコレートをフリースの胸ポケットにいれる。ザックの腰ポケットにいれるよりもずっと取り出しやすく、これは良い。ストックを伸ばしながら登山口の木の橋を渡…滑る!やばい落ちるこらえろ濡れるぞ!まるでバランスボールの上にのってるかのような巧妙な足さばきでこらえる。心をおちつけてきちんとストックを伸ばしてじりじりと渡る。あー怖かった。
 しばらくいけば雪がちらりと見えだす。往復した靴あとがついている。この分だと上まで雪なしかなーなんて思ってた、このときは。

RIMG0077

ワンゲル道らしい岩場が出てきた辺りはまだ雪薄く。

RIMG0078


[ワンゲル道難路注意]の道標が立つ辺りから上がずぼずぼタイムの始まりである。痩せ尾根で木によりそいながらようやく雪仕度を始める。レインウェアを着て茶を飲んでホッと一息いれたらがしがし登る。 ずぼずぼの雪なのでつけても意味ないかと思ってたかそんなことはなかろう、むしろ滑り止めがあるほうが歩きやすかろうということでその後アイゼンもつける。やはりいつもつけるタイミングがわからない。ここからはストックをピッケルにもち変えようとストックをしまうが、あかん、地面と手の距離が遠すぎる!とまたストックを出す。
 こうして雪遊びの仕方を学んでいくわけですね。
 このあとの斜面ではストックなんて使い物にならず、ピッケルをぶっ刺して支点にしてがすがす登る。ここはどうやって降るのかしらと思ったが、登りと同じ、斜面に四肢張り付けて降りるだけ。登りよりずっと容易い。

RIMG0081

あの赤リボンまで、雪に張り付くように登っていく。

 僕の前に道はない、僕の後ろに道はできる、とつぶやきながらとりあえず11時まで登る。
斜面を上りきり、もうすぐイチョウガレ手前の垂直岩だぞ、という地点で今日はここを頂上とする! おにぎりを食う。
 だいたい二時間ほどラッセルを頑張ったようだ。私もやるじゃないか、まだいけそうだが単独行だし雪山初心者だしここまでにしておこう、と茶を飲んでのんびりしてから下山。
 むしろ雪が薄い場所での下山が怖い。午後に太陽が照ってきて溶けて滑るのか怖い。ということで下山時はぎりぎりまでアイゼン装着。
 登山口の川でどろどろになった靴、ストック、ゲイター、アイゼンを洗い、比良トピアでひとっぷろ、牛乳飲んで帰宅である。 

前回ログアウトした蓬莱駅よりスタート

【ルート】
 蓬莱駅~膳所駅

【アクセス情報】
 蓬莱駅を出発してひたすら南下するだけです。

【周辺情報】
 ビワイチと名付けて自転車コースになっているだけあってトイレは充実しています。
 自販機もありますしコンビニもあります。
 下記のホームページのサイクリングマップがお役立ち。
 https://www.biwako1.jp/
 帰宅後にグーグルマップで調べたら周辺には風呂も充実しているようです。
 この日は京都のYUUに入りましたが。
 https://www.keihanhotels-resorts.co.jp/kyoto-tower/floorguide/spa.html

【記録】
駅を降りて目の前に雪をかぶった蓬莱山がどどんとあらわれるのは圧巻

そういえば蓬莱駅は降り口が最後尾なのだ いつも忘れてとても歩く そしてトイレは改札の外
連日の飲み過ぎで糞出しは良好ではない。ランニングによる液状化現象により多少漏らすことも覚悟して行く。

蓬莱駅から膳所駅は国道沿いが多く車がびゅんびゅん走る横をえっちら走る。 とはいえほとんど歩道があるので白髭神社前のように恐怖を感じることはない。 車も白髭神社前みたいにスピードぎゅんぎゅんあげないし。

びわ湖にそそぐ川は200本、出ていく川はたった2本。なんて話を聞いたことがあり、近江今津から蓬莱まで歩いた際は琵琶湖に流れ込む川やら溝やらの数を数えていて、なんと70にも上ったが、このエリアは川の数は少ない。少ないものの、一級河川が6本くらい出てきた。 あと、神社が多い。 祝部なんちゃらをまつる神社がぽこぽこと出てくる。比叡山の関連の人らしいが詳細はわからない。
そういえばこの辺では樹下神社という神社をよく見る。私は勝手にああ、登山口の近くにあるから、山口神社と同じ程度の意味かと思ってたのだが、もしかしたらそうではないのかもしれない。樹下氏という一族が比叡山の門下にいたらしい。その関連なのかもしれない。
神社といえば湖南の中山道付近には愛宕信仰が多く見られるのだが、堅田付近の湖岸でも愛宕進行の碑を見た。このあたりが信仰の境界で、愛宕信仰が増えてくるのかもしれない。火伏せの神なのになんで湖に向かって建てられるのかはよくわからない。湖南には太郎坊神社というものもあるし、愛宕太郎坊となにやら縁が深いのかもしれないが詳細は知らない。

この日は以前の反省もあり、上着のポケットにチョコレートと飴玉をしのばせてランニングを始めた。今日はリュックザックをモンベルのパーサライトに変えた。薄手20リットルだけど結構入る。ペラッペラで丈夫とは言えないけれど。ペットボトルを入れる場所が無いのでウエストベルトにつらくって走る。揺れるしだんだん真ん中に寄ってくるしで不便である。給水システムについては考えなければならない。

堅田のあたりはその昔船の往来もたくさんあり、灯台もつくられていたらしい。出島(できじま)の灯台という。高さ6メートルの木造灯台だ。灯台にはハシゴがかけられていて、だれでも自由に登れてしまうようになっている。上からの景色はなかなか気分がいい。けど怖いのですぐ降りた。
この灯台のすぐ横にも愛宕信仰。湖岸に多いのかもしれない。

灯台と愛宕の碑
IMAG0359


灯台の近くにはよく写真で見る浮御堂がある。湖岸から見ることができるが近くで拝観しようと思ったら満月寺というお寺に拝観料を支払う必要がある。金払ってまで見たくないな、ということで中に入らずランを続ける。

浮御堂。逆光。
IMAG0362

浮御堂から振り返ってびわ湖
IMAG0361


堅田から先はほとんど道路沿いを走る。大津あたりからまた湖岸の道が復活するがもう湖はいいや、という気持ちだったので京阪沿いを歩き、ときめき坂を上り膳所駅にてログアウト。

その日は茨木~千里丘にて人身事故があったとのことで京都~吹田でJRがストップ。
新快速も動かないので京都駅にて降車、銭湯YUUにて汗を流し、せっかくなので先斗町で一杯、(実際は日本酒180mlとチューハイ1杯)できたてほやほやの立ち飲み屋で口の中でほどける牛タンをいただき、阪急にて帰宅した。

ちなみにYUUではこんなプランがあるらしい。
荷物を預けて、手軽に京都を走ろう!ということらしい。よくできたプランである。
IMAG0364

↑このページのトップヘ